奥利根ワイナリー ― 2026-07-18
ブリュワリーキャンプの次はワイナリーキャンプではないか?
と検索して見つけたのが、群馬県の奥利根ワイナリー。
道中、最寄りの昭和インターを降りてすぐの、道の駅あぐりーむ昭和で買い出し。
ここが凄かった。
昭和村はやさい王国と名乗ってるだけあって、野菜がめっちゃ売ってる!
品種違いがたくさんあって、トマトにしてもどれを買おうか、いちいち悩む。
ちょうどトウモロコシのシーズンで、色んな品種がたくさん並んでいて、みんな貪るようにがんがん買っていく。
こんなにトウモロコシを消費するところ、初めて見た…!
おそろしいところだな、と思いながら、いちめんの野菜畑の中を走り抜け、到着。
全5サイトの葡萄畑キャンプ。
上の写真2枚は翌日撮影で晴れてますが、チェックイン当日は霧雨が降ったり止んだり。
猛暑続きですが、この日は珍しく涼しくて快適。
いちめんの葡萄畑!
実がなってるー。
ランチは併設のレストランで。予約なしでも入れました。
さっそくスパークリングを飲む。酸味が強いタイプでした。
グラタンとパスタがセットのランチ。
めちゃめちゃおいしい。多分、牛乳がおいしい。
トマトとほうれん草のパスタ。
多分、ほうれん草の味が濃くて、オリーブみたいな風味がある。
夫の注文した赤城牛のハンバーグもおいしかった。
牛肉がおいしい。付け合わせの焼きナスもとろとろ。
イマイチ言語化できないんですが、何かおいしいんですよ。
やさい王国だけあって野菜がおいしいし、調理も素晴らしい。
ランチ後は設営。霧雨でしたが、そこまで濡れずに完了。
今回は車なので、太いポールも持ってこれて、今までで一番万全の態勢でタープが張れた。
雨の日はタープの真ん中をへこませるようにガイロープを固定すると、水を逃せるという学びを得る。以前はタープに水たまりを作ってしまっていたので、こうするのか!と盛り上がる。
広々サイトを利用したので本当に広々。
2日前に急に誘われ、何も情報収集をせずに臨んだ夫は、ここを複数グループでシェアするフリーサイトだと勘違いしてた。違うよ!
こちらはシャワーがないので、いったん離脱して昭和の湯で入浴。
地元の方のための温泉施設で、ゆるい雰囲気で、ここも良かった。
漫画コーナーがあったり、電子レンジとかポットが使えたり、ホスピタリティが高い。
戻って、売店でワインを購入。白は冷えたものがなかったので、クーラーで頑張って冷やす。
保冷剤を過剰に持ってきて良かった。
家から持ってきたメロンと、あぐりーむで買ったトマト(味が濃い!)でシャルドネを開ける。
写真がないですが、色が濃い目で酸味強め、ちょっとひと癖ある味でした。
注文しておいた、テイクアウトの白ワインに合うおつまみセット。
なっぷの事前予約は締め切りが過ぎていて間に合わなかったけど、チェックイン時の注文でも大丈夫でした。
ピクルス、アサリとキノコのアヒージョと、チキンソテー、プチパン。
どれもおいしい。チキンもふっくら柔らか。
あと、トウモロコシを炭火で皮ごと焼いてみたんですが、これが良かった。
皮が真っ黒になるまで焼けば、中で蒸されて甘くてみずみずしい。
いや、トウモロコシ自体が甘くて新鮮なのもあるな。
おつまみセットは1つで2人前とのことですが、前述の野菜を追加して食べて、2人でおなかいっぱい。
朝食はアルファ米とフリーズドライのスープを煮たリゾットに、残りのピクルスとトマト。
ヨーグルトとブルーベリー(粒が大きくてしゃっきり!)。
奥利根ワイナリー、素晴らしいところでした。
ワインも料理もおいしいので、今回みたいに、レストランとテイクアウトを利用して、道の駅の野菜を追加で食べるのがおすすめ。
ただ、虫が多いので虫対策が必須。今回、殺虫照明だけでうっかり来たら刺されまくりでした。まあ、掻かなければひどいことにはならなかったけど。
しかし、キャンプは、思い立って予約して現地に行けば、いきなり非日常になって凄い。
昨日まで日常だったのに、今日は葡萄畑の横で煮炊きしてテント張って寝てる。
見える景色がいつもと全然違う。
昨日とは打って変わって良い天気で、暑い中、撤収。
特に寄り道の予定はなかったので、赤城山の上までただ行って、そのまま戻る。
(この道がぐねぐねで凄かった)
道の駅あぐりーむ昭和に舞い戻り、ムラノナカ食堂でランチ。
連休で混んでいて、少し並びましたが、おいしいうどんに巨大なかき揚げ、赤城鶏の唐揚げもぱりぱりジューシーで大満足。
隣の人が頼んでいた唐揚げサラダうどんもすごいボリュームでびっくり。
高崎はパスタの量も多いと聞くし、さては群馬、食べ物が過剰だな…?
再び直売所で買い物をし、大満足で帰路につきました。
2回目のキャンプベアード ― 2026-05-31
去年は色々と忙しく、キャンプに行く余裕がなかった。
そろそろ行けるのではないか?とやって来たのはこちら。
伊豆のキャンプベアード。
3年ぶり2回目。
リピートキャンプ場はここが初です。
トップケース+パニア2個+テント+テーブルを後部座席にくくりつけるスタイル。
お昼過ぎに到着してチェックイン。
タップルームでさっそくビールを。
道中、沼津魚がし鮨でテイクアウトをゲットして持ち込み。(タップルームは食べ物持ち込み可)。
テラス席で。風に吹かれて。すぐそばの川のせせらぎを聞き。地元の鮨を食べ、出来たてのビールを飲む。
このために!ここに来たのだよ!
一息ついてから設営。
前回は区画サイトでしたが、今回はフリーサイトを予約。
フリーサイトだけれど、そんなにぎちぎちのキャパ設定じゃないらしく、出遅れた設営でしたが、全然場所はある。
フリーサイトは車両乗り入れ不可だけど、荷下ろしのために道路沿いに一時駐車は可能なので、道路沿いの場所が人気っぽい。
我が家は荷物が少ないことが特長なので、川沿いの場所を確保。
工場のタップルームでもビールが買えるけど、サイト横のアウトポストでもビールが買える。
タップルームの方が、買えるビールの種類は多いです。
あと、500ml以上のタンブラーに注いでもらうのが、カップ代がかからなくてお得。
優勝だ。
タップルームで販売してたスモークチーズ。
アクアパッツァ的なもの。
マッシュルームのベーコン巻き。
あとネギの豚バラ巻きと、チキンピラフ。
食後は焚火。夜は涼しかったので、丁度よかった。
朝食はパンとキャベツ目玉焼きとカップスープ。
帰りに小田原で昼食。
伊豆半島の東側の海沿いの道って混むのね~。
休日の混みそうな時に行かない方がいいと学びました。
お菓子工房くろねこ軒 ― 2024-06-16
榛名山ツーリング ― 2024-06-16
2日目はいよいよ榛名山へ。
ホテルを出て、一応、渋川駅とガスト渋川店を眺めに。
レーシングカフェ・ディーズガレージにも行きたかったけど、時間が合わずに通り過ぎるだけ。
伊香保温泉を通り抜けて、いよいよヘアピンカーブへ。
標高もぐんぐん上がり、涼しく快適です。
途中で頭文字Dの看板がある!と停まってみると、
スタート地点の駐車場でした。
ここがあの、レース前にみんなでうだうだやっていた場所……!。
そしてマンホールがありました。渋川市も力を入れているんだな……!
そのまま榛名湖へ。
ぐるっと1周しましたが、自転車乗りや釣り人で賑わってました。
特に釣り人が、車の横で簡易キャンプをしていて、楽しそう。
伊香保温泉から人が流れるせいか、赤城山よりもお店が多かった。
榛名神社、安中榛名を経由し、峠の釜めし本舗 おぎのや横川店へ。
ここにも藤原豆腐店が……!
全国にいったい何台あるんだろう。
そして釜めしを食べる。
暑いので冷やし蕎麦も。
釜めしも蕎麦も美味い。染み渡る味。
だるま弁当と構成が似てる。群馬はこういう山の幸が豊富なんだなー。
フードコートで呑気に食べていると、モニターに流れている映像が目に入る。
実写でハチロクとシルエイティが山道でバトルをしていて、何かミニドラマっぽい!
凝ったことをしてるな~、とびっくりしていると最後にクレジットが。
検索してみると、下田紗弥加さんというレーサーの動画企画でした。
おぎのやさんもスポンサーみたい。
車体にもロゴが入ってますね。
今回、この動画に一番、度肝を抜かされました。
おもちゃの博物館の館長といい、ガチ過ぎる……!
群馬の恐ろしさが身に沁みました。
おぎのやの売店でお土産を買いこみ、食後は碓氷峠へ。
行くつもりでしたが、道を間違え碓氷バイパスへ行ってしまう。
このバイパスが一番すごい道だった。
基本的に山道って制限速度も厳しいし、安全運転の車両が前方にいると、どうしても連なってしまうので、カーブが激しくても低速運転なわけですが。
ここはバイパスだからめちゃめちゃ流れてるし、速度があるけど、連続ヘアピンもある。
一番わーわー言いながら乗ってました。
軽井沢まで行って、帰りは碓氷峠へ。
ついさっきまで軽井沢の街中だったのに、急にぐねぐね道が始まってびびる。
疲れていたので、めがね橋で降りて歩く余裕もなく、通り過ぎる。
そのまま高速に乗って帰宅しました。
梅雨の直前ですが、群馬は暑かった!盆地が暑いことを身をもって知った。
そして地元の(一部の)人の頭文字Dへの本気度の高さに恐れをなしました。
赤城山ツーリング ― 2024-06-15
梅雨になる前にバイクでキャンプしたいなーと、いろいろ計画を立てる。
ライディングシューズもぼろぼろになっていたので新調した。
が、仕事が忙しく、ちょっと余裕がないぞと、キャンプは諦めることに。
まあ、でもただのツーリングならまだ行けるのでは?と予定変更。
梅雨前の晴れ間、割と暑い日に群馬ツーリングに行くことにしました。
PAにずんだ茶寮があったので、久しぶりのずんだシェイク。
仙台駅で飲んで以来だから8年ぶりだ。
受け取ってすぐは、かたくてストローで啜れずに笑ってしまう。
そうか、前は買って、新幹線に乗ってから飲んだからな。
東北道、北関東道を通って伊勢崎ICで降りる。
北関東道あたりからすでに暑い。
群馬にはあまり行ったことがなかった。
もちろん、群馬の夏が暑いことは知識として知っていたが、なんで暑いのか深く考えたことがなかった。
しかし、行くとすぐに分かった。
盆地だからだ。
山に囲まれた広い平地に、群馬の都市部がまとまっている。
海もないし、熱の逃げ場がないのだろう。
そりゃ、暑いわーと、やっと実感した。
なるほどと思いながら、最初の目的地「福豚の里 とんとん広場」に到着。
土曜の12時頃ですが、待ち時間なしで入れました。
ヒレカツセットと、
とろカツセットを注文。
柔らかいし、豚の味が濃い!パン粉もなんか美味しかったです。
映ってないけど、豚汁も具沢山で、サービスが過剰な印象。
ここで一つ面白いことが。
食べてる最中、ツーリングのグループだなーという人たちが入店してくる。
広いお店で、席も離れていたので、特にコンタクトもないまま先に店を出る。
広い駐車場で、二輪駐車場が特に指定されていなかったので、そういえば、あの人たちはどこに停めたのかね? と話しながら駐車場に出ると、

我が家のバイクが、先ほどのグループのバイクに囲まれていて、グループの一員のようになっている!
しかも同じKAWASAKI、同じようなカラーリングのマシンが並んでいて、これはちょっと意図を感じるな~。
笑いながら店を出て北上。赤城山を目指します。
さて、今回は頭文字D聖地巡礼ツーリングです。
ちなみに、夫は原作漫画を読んで、CSでアニメを一通り見ている。
私はアニメを横目で見て、この人たちと峠で遭遇したくないな……、と思っていた。
という、そこまで思い入れのない二人の聖地巡礼です。
いや、峠がツーリングに丁度よさそうだなーと思っていたんですよ。
市街地を外れ、交通量も減り、高度も上がると涼しい!
非常に快適にぐねぐね道を堪能し、大沼にたどり着きました。
ボートに乗る。そこまで暑くもなく、いい時期に来たなー。
赤城山、なかなか面白い場所でした。
観光地ではあるけど、そこまで人が殺到するわけでもない。
インバウンドの波も、群馬の山中までは押し寄せていなかった。
食堂や土産物屋はレトロ。建ったのは昭和かなー。でも現役。
そして、いろんな人が来る。トレッキング、自転車、ドライブ、ツーリング、釣り。
いろんな人をおおらかに受け入れてる感じでした。
フォトスポットもあったよ!
下山して今度は西に向かい、「伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館」へ。
藤原豆腐店があるらしい、と軽い気持ちで行ったんですが、テディベアに始まり、昭和のおもちゃ、クラシックカー、果ては戦車まで物量がすごい。
しかもこう、漫然と集めた、という感じではなくシリーズごとに揃えて、ディスプレイも凝っている。
予備知識がなかったので、え?これ、誰がどうやって集めたの?とだんだん恐怖心すら湧いてきましたが、ぽつぽつと館長の紹介パネルやインタビュー映像が掲出され、混乱も若干は緩和される。
そして藤原豆腐店だ!
ちゃんと車内にコップもあるんですよ。
しかしあれだな、車があって、店舗が移築されてるだけじゃなく、
こういうのもあるし、
集められるものは全て集めた!という館長の本気を感じる……。
表面だけなぞった、通り一遍の展示じゃないんですよ。
その後も出口まで長々といろんな展示が続き、すっかり疲弊して退出しました。
恐ろしい博物館でした……。
疲れたし、もう夕方なので、宿泊先の「渋川天然温泉 ハナホテル&スパ 伊香保インター」へ。
伊香保の温泉旅館もいいかなーと思ったけど、予約が直前&予算オーバーで取れず。
ここはロードサイドのビジネスホテルで、面白いことに温泉施設が隣接していて、入浴自由。
旅館の食事が食べきれないことが多いので、こういうホテルの方が気楽でいいかなーと選んだんですが、我々にはちょうど良かった。
部屋で館内着に着替え、専用通路からフリーパスで温泉施設へ移動できる。
広々として、見晴らしのいい温泉に夜も朝も入れる。
近隣に飲食店はなく、ホテルにもレストランはないんですが、温泉施設のレストランで20時までオーダー可能。
欲望のままにオーダー。
朝食付きのプランで、温泉施設のレストランでバイキング。
食事もおいしく、建物も新しくきれいで、良いところでした。
キャンプベアード ― 2023-06-16
久しぶりのキャンプ。
バイクの調子と夫の体調が良くなくて、しばらく見送っていたキャンプツーリング。
今年になって、急にバイクを買い替えたところ、中古のKAWASAKIに純正パニアケースが付いてきた……!
そう、憧れだったんだよな……、純正パニア。
急にキャンプ欲が沸いてきて、荷物をフルで積み込み、リアシートの奥にもテントとテーブルを括り付け、キャンプベアードにやってきました。
伊豆にある、ビール醸造所併設のキャンプ場。
4年前にも、一度予約を入れていたけど、悪天候でキャンセルして、ずっと来たかったところ。
梅雨の晴れ間。来る途中の雨を何とかやり過ごして、辿り着く。
ギアもじわじわと揃ってきました。
サイトは木陰になっていたので、タープは張らずに設営完了。
サイトの目の前がこれですからね……!
せせらぎの音が常にあって、他のサイトの話し声があんまり気にならない。
タップルームで、ドリンクチケットを引き換えて、サンプラーセットを。
瓶を3本以上買うとバケツと氷をくれるので、買ってサイトに戻る。
牡蠣とブロッコリーのアヒージョ。
冷凍ポテトとウインナー炒め。
炭火で焼き鳥。
炭火の後に焚き火。初焚き火でした。
朝ごはんはフレンチトーストとヨーグルトとコーヒー。
割引券をもらった温泉施設に行って、沼津魚がし鮨で昼食。
近海のネタがたくさんあって美味しかった……!
その後はツーリングっぽい山道を攻めて帰宅。
まあまあ疲れたけど楽しかった……!
また来たいなあ。
久しぶりの帰省 ― 2023-01-01
関東から車で関西まで帰省してたんですが、渋滞を避けてかなり余裕の行程で移動。
帰省中もふらふらとあちこちに出掛けてました。
京都のクラフトビールを飲める店に行ったり。
元旦から琵琶湖を北上して念願のひこにゃんに会いに行ったり。
ゆるキャラって実際に会うまでキャラクターの特性を分かってないことが多い。
くまモンは意外とはっちゃけキャラだったし。
ひこにゃんは礼儀正しいかわいい系でした。
帰りの御在所SAで憧れの藤田屋の大あんまきをGET。
実は行きに知立本店の横を通り過ぎたものの、全くのノーチェックだったので、再会できて嬉しい。
大判焼きと同じ構成ですが、生地がしっとりしてる。あと、結構ボリュームがあるな。
藤枝で一泊したので、初さわやか!
そんなに食べられないと思って手づくりハンバーグにしましたが、頭一つ飛び抜けて旨いですね。
ネットで待ち時間を確認したり、店舗で受付してから呼び出し時間を気にしたりと、さわやかを待つ時間を初めて体験したのですが、なるほど、静岡にはこういう文化があるのか……。
待ち時間が急にひゅっと縮まったりして、システムのアルゴリズムに思いを馳せていましたが、結局は発券した時の入店目安時間通りになった気がする。
スマート珈琲店 ― 2022-12-30
三条のスマート珈琲店へ行ってきました。
年内の営業は31日まで。30日の15時半に着いて、5組くらいの行列。
1時間くらい待つかな?と思ったけど、30分で入店できました。
この日は、2Fのランチはお休みだけど、喫茶メニューで、16時半まで2階席を利用できるとのことだったので、そちらに。
自家製プリン。
フレンチトースト。
「きのう何食べた?」に出てきたお店というミーハー心で行ったんですが、めっちゃ美味しい!
京都の人気の老舗のコーヒー屋さんで、非常にオーソドックス。
何の奇もてらっていないんだけど、こう、丁寧に調理した感じで、フレンチトーストの中までアパレイユが染みこんで、とろとろ。
クラシックな店内に、丁寧な接客で、優雅なお店でした。
さすが、よしなが先生はおいしいお店をご存じですね。
他のメニューも食べたい…。
2回目の黒猫軒 ― 2022-12-29
金を売った話 ― 2022-12-22
結婚する時に、欲しい指輪があって、指定して買ってもらった。
誕生石がミルククラウンの爪に収まった、ホワイトゴールドの細身のリング。
当時、婚約指輪にお金をかける価値観がなかったため、カジュアルなファッションリングだ。
誕生石が好きだったのと、ミルククラウンの爪が気に入って、とても満足していた。
満足していたのだが、すぐに日常的に使い辛いぞ、ということに気付く。
結婚指輪と重ね着けしても、何となくしっくりこない。どちらも細身のシルバー色だからか、面白みがない。
かと言って、右手に嵌めても、何となく邪魔に感じる。
そもそも、2人とも指輪をする習慣がなかったため、結婚指輪ですら、できるだけ邪魔にならないよう、細くて薄い、何の装飾もないリングを選んでいる。
せっかく買ってもらったのに、使わないな……、と10年も仕舞い込んでいたが、やっぱりちょっと勿体ないと思い直し、チェーンとバチカンを買って、ペンダントとして使うことにした。
リングがホワイトゴールドなので、素材を合わせる。
バチカンを通すことによって、正面で吊るせて、ペンダントトップ感を出せたのではないだろうか。
(この効果はよく分からない。誰からもネックレスについて触れられたことがないので)
外出時に、たまに着ける。普段使いのネックレスはこれだけである。(あとは冠婚葬祭用の真珠があるだけだ)
自分でチェーンを買うのもこれが初めてなので、種類もよく分からず、40cmの細身の小豆チェーンにした。
華奢である。そして短い。
5年使ったのだが、うっかり2度、チェーンを切ってしまった。
タートルネックの服を着ている時、何となくネック部分を手で広げてしまうのだが、チェーンを忘れてやってしまい、ぶちっと切った。
1度目は頑張って丸カンをラジオペンチで曲げて、何とか修復した。チェーンは少しだけ短くなった。
2度目ともなると、もうやる気をなくした。チェーンはさらに短くなるだろうし、細かいものを見る視力も、前回より後退している。
この、華奢で短いチェーンは、自分には向いていないと悟った。
もっと長くて、丈夫なものに変えよう。
が、近年、金の価格は高騰している。
長くて太いチェーンは、当然ながら重量も増えるわけで、あまり気軽に買える値段ではなかった。
リングがホワイトゴールドだから、前回はチェーンもホワイトゴールドにしたけど、まあ、特に揃える必要性はないな、と思い、ステンレス製を買うことにする。
シルバーはすぐに酸化して黒に変色するけど、ステンレスならその心配はない。
意気揚々と購入し、ホワイトゴールドと並べて初めて気づく。
輝きが違う!
そう、アクセサリーに慣れていない人生を送ってきたので、あまり貴金属の価値を重んじていなかったが、この時初めて気づいた。
金は美しいのだ。
金と言えば、強くて浸食されにくいとか、伝導率が高いとか、柔らかくて加工しやすいとか、そういう物質としての素晴らしさに意識が向いていて、単純に、宝飾品として美しい、という点を見過ごしていた。
16年も持っているのに(指輪として使っていないからか)傷ひとつないし、くすみも変色もない。ずっとピカピカに輝いている。
そうか、これが人類を大いに狂わせ、争いを生み出す金の魅力か……!
物質として安定している、という特異性が金本位制を生み出し、錬金術に駆り立てたのだ、という人類の歴史を、やっと実感できた。
なるほどな!と思ったが、ステンレスのチェーンを買ったので、もうこっちを使っていくしかない。
そして価値が目減りしないのだから、切れたチェーンは売れるのではないか、と当然思った。
スペックとしては、10金、ホワイトゴールドと純度は低い。
キッチンスケールで量ったが、1gもなく、0としか表示されない。
買取店を探し、取引価格を調べたが、まあ、最低でも数百円にはなるんじゃないかと予想を立て、持ち込むことにした。
このまま不燃ごみとして処分しても、リサイクルされない可能性がある。
折角の資源なんだから、有益に循環した方が良いだろう。
近所のショッピングモール内の店舗に持っていく。
「金を売って下さい」というチラシはさんざん目にしていたが、今の今まで縁がなかった。
そしてチェーンを売ってしまったら、所有している金は、本当にこの指輪だけだ……!
白手袋をした店員さんが、小数点2桁まで量れるスケールで計量してくれた。
そう!これ!このスケールが欲しかったんだよ!と心の中で盛り上がる。
0.59gですね、と告げ、検査をしますので、とバックヤードに持っていく。
検査?何だろう、アルキメデスの原理で、水で体積を量るのか?伝導率を調べるのか?
疑問が膨らんだが、結局訊けないまま帰ってしまった。
そして買取価格は1000円だった。
5年前に7000円で購入したものだ。
まあ、そんなものだろう。いいよ、いいよ、リサイクルして、何かの基盤にでもなってくれ!
1000円とノベルティの使い捨てカイロ、ペットボトルのお茶をもらって、店を後にした。
(大した取引でもないのに、こんなにもらっていいのか若干心配になる。)
以上が、金を売りに行った話の顛末である。
金にこんなに意識が向いたのはこれが初めてで、なかなか面白い体験だった。
金の価値なんて、知識として知っているようで、今の今まで実物の観察もせず、きちんと認識していなかった。
こういう風に知らないことが、まだまだいっぱいあるんだろうよ……。
誕生石がミルククラウンの爪に収まった、ホワイトゴールドの細身のリング。
当時、婚約指輪にお金をかける価値観がなかったため、カジュアルなファッションリングだ。
誕生石が好きだったのと、ミルククラウンの爪が気に入って、とても満足していた。
満足していたのだが、すぐに日常的に使い辛いぞ、ということに気付く。
結婚指輪と重ね着けしても、何となくしっくりこない。どちらも細身のシルバー色だからか、面白みがない。
かと言って、右手に嵌めても、何となく邪魔に感じる。
そもそも、2人とも指輪をする習慣がなかったため、結婚指輪ですら、できるだけ邪魔にならないよう、細くて薄い、何の装飾もないリングを選んでいる。
せっかく買ってもらったのに、使わないな……、と10年も仕舞い込んでいたが、やっぱりちょっと勿体ないと思い直し、チェーンとバチカンを買って、ペンダントとして使うことにした。
リングがホワイトゴールドなので、素材を合わせる。
バチカンを通すことによって、正面で吊るせて、ペンダントトップ感を出せたのではないだろうか。
(この効果はよく分からない。誰からもネックレスについて触れられたことがないので)
外出時に、たまに着ける。普段使いのネックレスはこれだけである。(あとは冠婚葬祭用の真珠があるだけだ)
自分でチェーンを買うのもこれが初めてなので、種類もよく分からず、40cmの細身の小豆チェーンにした。
華奢である。そして短い。
5年使ったのだが、うっかり2度、チェーンを切ってしまった。
タートルネックの服を着ている時、何となくネック部分を手で広げてしまうのだが、チェーンを忘れてやってしまい、ぶちっと切った。
1度目は頑張って丸カンをラジオペンチで曲げて、何とか修復した。チェーンは少しだけ短くなった。
2度目ともなると、もうやる気をなくした。チェーンはさらに短くなるだろうし、細かいものを見る視力も、前回より後退している。
この、華奢で短いチェーンは、自分には向いていないと悟った。
もっと長くて、丈夫なものに変えよう。
が、近年、金の価格は高騰している。
長くて太いチェーンは、当然ながら重量も増えるわけで、あまり気軽に買える値段ではなかった。
リングがホワイトゴールドだから、前回はチェーンもホワイトゴールドにしたけど、まあ、特に揃える必要性はないな、と思い、ステンレス製を買うことにする。
シルバーはすぐに酸化して黒に変色するけど、ステンレスならその心配はない。
意気揚々と購入し、ホワイトゴールドと並べて初めて気づく。
輝きが違う!
そう、アクセサリーに慣れていない人生を送ってきたので、あまり貴金属の価値を重んじていなかったが、この時初めて気づいた。
金は美しいのだ。
金と言えば、強くて浸食されにくいとか、伝導率が高いとか、柔らかくて加工しやすいとか、そういう物質としての素晴らしさに意識が向いていて、単純に、宝飾品として美しい、という点を見過ごしていた。
16年も持っているのに(指輪として使っていないからか)傷ひとつないし、くすみも変色もない。ずっとピカピカに輝いている。
そうか、これが人類を大いに狂わせ、争いを生み出す金の魅力か……!
物質として安定している、という特異性が金本位制を生み出し、錬金術に駆り立てたのだ、という人類の歴史を、やっと実感できた。
なるほどな!と思ったが、ステンレスのチェーンを買ったので、もうこっちを使っていくしかない。
そして価値が目減りしないのだから、切れたチェーンは売れるのではないか、と当然思った。
スペックとしては、10金、ホワイトゴールドと純度は低い。
キッチンスケールで量ったが、1gもなく、0としか表示されない。
買取店を探し、取引価格を調べたが、まあ、最低でも数百円にはなるんじゃないかと予想を立て、持ち込むことにした。
このまま不燃ごみとして処分しても、リサイクルされない可能性がある。
折角の資源なんだから、有益に循環した方が良いだろう。
近所のショッピングモール内の店舗に持っていく。
「金を売って下さい」というチラシはさんざん目にしていたが、今の今まで縁がなかった。
そしてチェーンを売ってしまったら、所有している金は、本当にこの指輪だけだ……!
白手袋をした店員さんが、小数点2桁まで量れるスケールで計量してくれた。
そう!これ!このスケールが欲しかったんだよ!と心の中で盛り上がる。
0.59gですね、と告げ、検査をしますので、とバックヤードに持っていく。
検査?何だろう、アルキメデスの原理で、水で体積を量るのか?伝導率を調べるのか?
疑問が膨らんだが、結局訊けないまま帰ってしまった。
そして買取価格は1000円だった。
5年前に7000円で購入したものだ。
まあ、そんなものだろう。いいよ、いいよ、リサイクルして、何かの基盤にでもなってくれ!
1000円とノベルティの使い捨てカイロ、ペットボトルのお茶をもらって、店を後にした。
(大した取引でもないのに、こんなにもらっていいのか若干心配になる。)
以上が、金を売りに行った話の顛末である。
金にこんなに意識が向いたのはこれが初めてで、なかなか面白い体験だった。
金の価値なんて、知識として知っているようで、今の今まで実物の観察もせず、きちんと認識していなかった。
こういう風に知らないことが、まだまだいっぱいあるんだろうよ……。


















































































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