MotoGP 日本GP*準備編2018-10-19

夫はバイク乗りで、ロードレース世界選手権MotoGPのファンでもあります。
シーズン中は隔週くらいでレースをやっていて、そのTV放送を毎回見ている夫。
私もそれを横目で見ているうちに、ファンとまでは行きませんが、上位選手と日本人解説者の名前を覚えるくらいにはなりました。

正直に言うと、私はスポーツ全般で競争にあまり興奮しない人間でして、レースを見ていても、「早いな」と思うだけで、展開を特に追っていません。
横目で何を見ているかというと、例えばサーキットに出ている広告だとか、観客の様子、メカニックの働きぶり、解説者が発する専門用語、インタビューの通訳の独特な感じ、であるとか、まあ、大会運営の様子であり、MotoGPにまつわる文化を覗いている感じです。

そして、この世界選手権ですが、年に一度、日本GPがツインリンクもてぎで行われます。
夫は何度か最終日の決勝を日帰りで見に行ってますが、私は特にそこまでのパッションがなく、ついて行ったことはありませんでした。

が、中継を見ていて気付いたんですが、どうも、コースサイドにキャンピングカーをつけたり、テントを張ってキャンプしながら観戦する、という楽しみ方があるらしいんですね。

去年ツーリングキャンプデビューをしている身としては、いいなーと思いました。
私もこれをやりたい。
バイクでサーキットに行って、キャンプステイ&MotoGP観戦なんて、バイク趣味的に完璧ではないか。

というわけで初参戦することになり、6月にチケットを購入しました。

さて。日本GPが開催される10月下旬の茂木の夜は結構寒い。
我が家のスリーピングギアは夏用なので、ここは思い切って新調することにしました。


まずはモンベルのU.LコンフォートシステムエアパッドとU.Lコンフォートシステムピロー、ピローカバー。


これだけ厚みがあるので、地面の硬さは気になりません。


2009年に買ったロゴスのセルフインフレートマットと比べるとこの小ささ!
当時もキャンプツーリングを想定して、なるべくコンパクトなマットを買ったんですが、だいぶ違うなー。
ちなみにピローと組み合わせて使うので、夫が身長170cmで150、私が身長155cmで120でぴったりでした。


シュラフもモンベルのダウンハガー900#3。
これは実は結構無駄遣いで…。
1~2グレード下のモデルでも大きさも重量もあまり変わらないけど、値段はほぼ半額。
でも、ちょっとでも小さくて軽いのが良かったんだもん。


こちらも2009年購入のロゴスのアリーバ15よりだいぶ細身になった。
長さは伸びてるんだけどね。
最低使用温度が15℃から-2℃になったというのに、コンパクトで凄い。
スタッフバッグへの収納も以前より楽です。この9年の間に布がえらい進化している。


スリーピングギアたちをひとまとめにするとこう。


これをポンプバッグに入れます。
ポンプバッグはエアパッドに空気を注入する時に使うもので、このシステムがまた良く出来ている。袋に空気をためて、数回送り込むだけで、エアパッドが膨らむんです。


サイドバッグの片方に2人分のスリーピングギアが余裕で入りました。


で、バイクにセッティング。
そう、サイドバッグも今年買っています。RSタイチのスポーツスリムサイドバッグ.40。


全部積載するとこんな感じに。
いやあ、しかし、めっちゃ散財してます。
いっぺんに買ったわけではなく、チケットを買ってからじわじわ装備を集めたし、MotoGPのためだけではなく、今年は既に2回キャンプに行ってますけどね。

ともかく、準備は完了。出発します。

MotoGP 日本GP*予選編2018-10-20

大会スケジュールは、金曜がフリープラクティス、土曜が予選、日曜が決勝なんですが、金曜から観戦する余裕のなかった我々は、土曜の朝に出発することにしました。

サーキットが近づいてくると、ライダーとたびたび遭遇して、みんな茂木に行くのかな~と、気分が盛り上がってきます。


そして到着!


走ってる!うるさい!
TVだと音量が調整されてるし、多分、TVだと消えてしまう周波数の音もダイレクトに伝わってきてすごい迫力です。最初のうちは慣れずに耳栓をしていました。


設営をして…、


お昼は屋台でホルモンうどんと最速ビールを購入。

今回、チケットはビクトリーコーナーテラスのフリーエリアを確保しました。
値段はそこそこするんですが、

*最終コーナー前の広いサイトでゆったり観戦
*夜間ステイ可能
*東エントランス駐車券付き
*メインスタンドが近いので買い物も便利
*ビクトリーコーナー激感エリア入場可

という感じで、なかなか快適でした。
ただ、ビクトリーコーナーテラスの中でも、一番安いフリーエリアだったので、

*最下段まで階段を降りるのが結構大変(一段の奥行きが広い上に砂利で歩きづらい)
*なのにフリーエリアだから、他のシートより荷物の量が多い
*上よりも下のほうが風が吹き込みやすくて寒い

この辺りがちょっとイマイチでした。
なるほど、値段設定というのはよくできているな。


中継のヘリも飛んでます。
普段、間近に見ないので、すわ、有事か!?という気分に。


激感エリアも行ってみました。確かにすぐそこで激感ですね。


最終コーナーなので、プレスの方が原付でぶーんとやってきては撮影してました。
普段見ている中継の裏側だ!

そうこうしているうちに、予選その他が終了。
せっかくのキャンプステイなので、夕食はサイトで自炊します。


MotoGPと言えば!と思ってわざわざ持って来たフレシネのコルドンネグロベビー。
シャンパンファイトで使用するのがこれ。


インスタントグリルでラムと野菜のグリル。


あとパエリアを。

どれも食べられるレベルには作れたけど、イマイチ上手くいかなかったな~。
夏にインスタントグリルを使った時は平気だったんだけど、寒いからか火力がちょっと足りなかった。普段の鍋より薄いからパエリアも焦がしちゃったし。

夜は風も吹き込んで結構寒いし、そんな中わざわざ調理せずに、ホスピタリティガーデンで食べても良かったかも。美味しそうなお店が沢山出ていたし。

夜間ステイ可能なエリアなんだけど、実際やってる人は少なくて、夜はさみしい感じでした。
なので、就寝時は割と静かでしたよ。時々、ピットからエンジン音がしましたが。

MotoGP 日本GP*決勝編2018-10-21

夜は結構寒かったです。
油断して、薄手の長袖上下+スウェットのパーカーという恰好で寝袋に入ったところ、寒さで夜中に目覚めました。
一個だけ持っていたホッカイロを使って、多少はマシになりましたが…。

夫も同様に夜中に起きて、バイクの冬装備を着込んでから寝袋に入り直したところ、温かく眠れたそうです。

ううむ、次回もあるとしたら、ダウンハガー900#3にシュラフカバーもプラスしたいな~。
あとは全身にホッカイロか、湯たんぽを使うとか。
野営において、厚着はごわごわして眠り難そうとか、言ってる場合じゃないのだろうか。

寒いので目覚めも早く、日の出前に起床。


めちゃめちゃいい天気。


ゲートオープン前の場内を見られるのも、テラス席の特典ではないか。
洗面ついでにそのへんをぶらついてみましたが、各ショップも7時のゲートオープンと同時に開店するみたい。そこから朝食を調達してもいいのか。


朝食はトーストとソーセージ炒め、フリーズドライのスープにカフェオレ。
簡単に準備できて、がっつり火入れが要らないメニューだと気楽でいい。

ゲートがオープンして、移動するお客さんたちを眺めながら、のんびり朝食を摂れるのも特権ですね。


朝食後、ウォームアップ走行を差し置いて、私がやりたいと言い張ったジップラインへ。


しゃーっと。
観戦券を買うと、ジップラインができるプレイエリアのパスポートもついてくるので、実質無料。だからか、結構順番待ちしていました。
あと、サイトに詳しい情報がなかったので、行くまで仕組みが分からなかったのですが、

上から下に降りていくアトラクションなので、やる前に荷物を預けると、降りた後にスタート地点まで登らないといけないのか?という疑問がありましたが、

1本目でしゃーっと下ってから、階段を上って高度を上げ、2本目をしゃーっと行くと、ほぼスタート地点に戻るという、上手いこと高低差を組み合わせた設計になっていました。


その後は、激感エリアでMoto3の決勝を見て、


ホスピタリティガーデンでゴージャスな骨付きチキンカレーを購入し(1000キロカロリー位ありそうだな)、えっちらおっちら階段を上って(ここが長い!)、ビクトリーコーナーテラスの階段を一番下まで降りて、自サイトに戻ってきました。けっこう疲れます。

後は、のんびり座ってランチを食べながらMoto2の決勝を観戦。


そして、いよいよMotoGP決勝前には自衛隊機の歓迎フライト!


MotoGPの決勝が始まって…、


年間王者決定後のマルケスのセレモニー。
席からは遠くてよく見えなかったけど。

合間を縫ってテントは片づけていたので、レース終了後は、表彰式を待たずに撤収しました。
テントをトップケース上に括り付けないといけないので、セッティングに時間が掛かり、高速に乗るまでずーっと渋滞でしたけどね。

今回は天気が良くて快適でした。昼間は暑いくらい。

普段、レースをテレビで見ているけど、リアルで誰かとMotoGPの話をしたことはなかったので(人と話すほど知らないというのもある)、こんなに観客が、ファンがいるのが驚きでした。そしてみんなレースをエンジョイしている。
つまり、これはフェスなんだな。
MoroGPファン、またはバイク好きにとってのコミケであり、フジロックであり、ウルトラソウルという、年に一度のお祭なんだろう。
何でも行ってみないと分からないものだなー。
会場の雰囲気もそうだけど、気温も、食事が買える時間帯も、お風呂の入り方も。

もしも次も場内泊をするなら…、
お湯を沸かすのとパンを焼く道具だけ持って行き、
朝食はトーストとインスタントスープで簡単に済ませる。
他の食事は屋台かレストランで食べる。
足りなかった時のためにカップラーメンとお菓子を持って行く。
という感じがいいかな?
荷物を持って階段を昇降するのが大変なので、なるべく重量を減らした方がいいことが分かった。

あとは、イベントに全然参加しなかったので、次はどこか行くのもいいなー。